Retroid Pocket 5 フルアップグレード後のレビュー

1. Retroid Pocket 5とRetroid Pocket 4の設定パラメータの比較

レトロイドポケットハンドヘルドデジタルシリーズの第5世代として、 レトロイドポケット5 そして レトロイドポケットミニ どちらもQualcommのSnapdragon 865 SOC、4コアA77 + 4コアA55 CPU + Adreno650 GPUを使用しています。

Snapdragon 865は、携帯電話向けとしてはやや古いフラッグシップSoCとされていますが、レトロ携帯ゲーム機分野では依然として非常に優れたSoCであり、Nintendo Switchだけでなく、様々なレトロエミュレーターのパフォーマンス要件を満たすことができます。Retroid Pocket 5の主な仕様は次のとおりです。

2. レトロイドポケット5 VS レトロイドポケット4

SOCはDimensity 1100からQualcomm Snapdragon 865にアップグレードされました。理論上のパフォーマンス向上は大きくありませんが、ほとんどのシミュレーターの互換性はQualcommプラットフォームよりも明らかに有利であり、外観も真新しいです。

2.5D狭額縁ガラス一体型パネルは外観価値が高く、より大きな画面が押し込まれている一方で、機械全体のサイズはあまり変わらない（長さだけがわずかに長くなった）状態です。

OLEDは色域、コントラスト、ゴースト（残像）が少なく、応答速度も液晶の数～十ミリ秒からOLEDの0.1ミリ秒レベルまで向上しています。個人的には、これは比較的包括的なアップグレードだと考えています。

開封と外観

以前のRetroid Pocketと比較すると、Retroid Pocket 5は、完全に統合されたフロントカバーを備え、ビルド品質とデザインにおいて大きな進歩を遂げています。

デバイス全体の質感は非常に良くまとまっており、画面ベゼルは巧みにカバーの下に隠されています。5.5インチの大画面は、狭額縁のRetroid Pocket 4P（4.7インチ）とほぼ同じ高さのボディに収まっています。

画面に関して言えば、このOLED画面は非常に見栄えが良いのですが、Android 13のテーマカラーがピンク色であるため、ドロップダウンメニューバーで画面が赤く見えることがある点に注意が必要です（実際の画面の色温度は少し寒色系です）。これはAndroid 13システム自体に固有の問題です。

フロントボタン部分は 任天堂の ABXY 配置ですが、レイアウトは上部に十字キー、下部にデュアル ジョイスティック、左上に SELECT ボタン、右上に START ボタン、左下に Android ホーム ボタン、右下に Android の戻るボタンがあります。

強化ガラスフィルムがランダムに同梱されており、ボタン、ジョイスティック、マイク、スピーカーの位置はすべて穴が開けられています。この穴あき強化ガラスフィルムのコストは非常に高く、メーカーは一体型フロントパネルに合わせてこの強化ガラスフィルムをカスタマイズする費用をかけるべきでした。

ボタンはRetroid Pocket 4のデザインを踏襲しており、キレのあるクロスボタンとやや硬めのABXYボタンを備えています。ジョイスティックは、おそらく前モデルと同じホール効果スティックを採用していると思われます。

ジョイスティックの下部には隠しRGBライトが付いていますが、個人的にはグレーの配色の方が好みなので、そのままにしています。もっと柔らかいABXYパッドの方が使い心地が良いと思います。

▼ABXYレイアウトは交換可能なため、ボタン部分は独立した円形の領域となり、フロントパネルとの一体感が薄れています。個人的には、完全に一体化したグレーにすればもっと良いと思います。

Retroid Pocket 5は、発表された瞬間から私の注目を集めた携帯型ゲーム機の一つでした。結局のところ、高性能マシンとしては、Odin 2は今日でも非常に優れた価値を提供しています。

しかし、よりスリムで軽量なハンドヘルド体験を求める人にとって、Odin 2とOdin 2 miniの重量とサイズは満足できるものではありません。 レトロイドポケット5 中型画面と軽量設計を組み合わせることで、この差別化されたニッチ市場を完璧に捉えています。

購入アドバイスについて

パフォーマンスの面では、クアルコムのSnapdragon 865 SoCは、以前の Nintendo Switchプラットフォーム一体型のフロントパネルデザインは美しく、高品質の5.5インチ狭額縁OLEDパネルと組み合わせることで、 レトロイドポケット5 前モデルRetroid Pocket 4Pと比較すると、真の「全面的なアップグレード」です。

優れたパフォーマンスと、サイズ、重量、バッテリー寿命のバランスが取れたデバイスを探しているなら、 レトロイドポケット5 良い選択です。公式フロントエンドは現在も更新中で、オープンソースコミュニティがまもなくLinuxへの対応を進め、すぐにプレイできるようになるでしょう。Retroid Pocket 5もかなりプレイ可能です。